青空市場とポーランドの養蜂業
雪のちらつく青空市場で『蜂蜜』を買ってきました。
氷点下の続くこの時期、市場での商いは本当に厳しいです。
日本の神社の屋台みたいに、ケータイの石油ストーブに当たりながら、ヤンキーなお兄ちゃんが綿菓子売ってるのとはちょっと違う。
暖房も何も無い、吹きさらしのバラックのような所で、めいめいに野菜や果物を並べて商いするわけだから、冬は当然寒いし、お客さんも少ない。
この時期は、出店者もぐっと減って、春夏は大勢の人で賑わう市場もどこか閑散としています。
そんな厳しい冬の時期でも変わらず商いに来られるのが「蜂蜜屋さん」。
メーカーの代理販売ではない、自宅で採れた蜂蜜を一つ一つ瓶詰めして売りに来る、地元の養蜂業者です。
私も一度だけ宇宙服ような防護服を着て、ミツバチ小屋を見せてもらったことがありますが、蜂蜜なんて、瓶詰めにするほど「わんさ」と採れるものじゃないんですよね、当然のことながら。
ミツバチの大きさを考えても、1匹が一度に運べるハチミツの量は限られているし、天候によっては働きが悪い時もある。
それに、ハチが自分でお尻を向けて自動的に瓶詰めしてくれるわけじゃなし、板に溜まったわずかな蜂蜜を一つ一つ移し替えて……って、そりゃもう大変な作業ですよ。
写真は、Pszczelarski blog Piotra「養蜂業ピョートルのブログ」より
ポーランドの蜂蜜、それも地元の養蜂業者が手作業で作る蜂蜜は本当に美味しい。
写真は、針葉樹のハニーデュー「Miód Sparzowy」、蕎麦の花から採れる「Miód Gryczany」。
どちらもコッテリして深いコクがあり、一度、この美味しさを知ったら、フツーの「黄色い花の蜜」には戻れなくなります。
一番美味しい使い道は、ダージリンやアッサムなどの濃い紅茶に加えること。
私もポーランドに来るまではノンシュガー派だったのですが、とりわけGryczanyの味を知ってからは蜂蜜が離せなくなりました。
砂糖やシロップの「あまあま~」とした甘さではなく、焼いたカラメルのような(?)香ばしさが魅力です。
こちらは、ポーランド大手の蜂蜜酒メーカー「APIS」の直営店で販売されている養蜂業セット。
防護用のかぶり物も味があります。
こんな可愛い小屋なら「飼われてみたい」ですね^_^;
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